SNOW KISS

2007年4月7日 日常
どうも、cureo2です。今日はちょっと真面目なお話。ロックスは明日書きます。
今日、また本を借りてきました。「失はれる物語(著:乙一)」と「ブギーポップ・パラドックス〜ハートレス・レッド〜(著:上遠野浩平)」です。ちょっと感想+思想をば。
・ブギーポップ…この本、実家に持っているんですが、懐かしさのあまり借りてきてしまいました。実に4年ぶりですが、何度読んでもいいですねぇ。シリーズ最初の作品である「ブギーポップは笑わない」ってのが、ある種の結末になっていて、その過去のお話なんですが、シリーズ通して読むと意外な登場人物の出現とかににやついてしまいます。

・失はれる物語…この人、実は角川スニーカーとかからも出していたんですね。ってか、この本自体は普通のハードカバーなんですが、内容はラノベからの転用です。
例えば、「涼宮ハルヒシリーズ」を文学として見れないって人は実は結構いると思うんですよ。実際に僕もライトノベルをどうしても「漫画の延長線上」的な位置づけをしてしまうことが多いです。この本のあとがきにおいて著者は、「この本自体は、ある意味敗北の証」であると書いています。ラノベを読まない人間の意識を変えることが、この作品ではできなかった、ということなんでしょうね。作品自体は今まで読んできたものよりかなりソフトな内容のため、割といろんな人に勧められるものだった気がします。「GOTH」とか、「ZOO」は内容が黒乙一なんで、暗いのが好きな方はたまらないかも。僕は非常にもやもやしましたが。
ラノベと一般書の違いの最たるものは、おそらくキャラクターでしょう。主人公やヒロインの像がはっきりしていて、「絵」の部分でイメージがかなり限定されてしまう。その結果、漫画の延長を読んでいる気分になる。だから、「文章」自体から受けるイメージ量が多い「一般小説」とどうしても区別されてしまうのかな、って思います。
さっき書いたとおり、僕もラノベを文学として見れない、悪く言えば「俗物」なんですが、救いがあるとすればずっとその両方を愛読してきていることでしょうか。てか、そもそも小説って分野自体が娯楽なんだから、最近はそんなことどうでもいい気がしてきています。結局、面白いものは面白いんだし。というわけで、ここ最近は小説に関しては「作品」って一まとめに呼ぶことが増えた気がします。これ以上続けても支離滅裂になるだけっぽいので、終盤投げっぱなしでおしまい。

後、QMAをあれから3回ほどしました。グリフォンは1回で優勝。ケルベロスは9位、2位です。タイピングが明らかに遅い。2回ともタイム差でした。0.3点くらいの差で負けると悔しいですね。まぁ、慣れが必要なんでしょう。頑張ろう。

闇がとければ生きていけるの? 涙見せずに光のほうへ歩き出す

タイトル:SNOW KISS / nirgilis

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

最新のコメント

この日記について

日記内を検索